ジル・バイデンの博士号は教育学!学歴と職業、ドクター論争の真相!

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2021年1月20日、民主党のジョー・バイデン氏が第46代アメリカ合衆国大統領に就任しましたね。

そして、現在注目を浴びているのが、ファーストレディとなった夫人のジル・バイデンさんです。

 

教育学の博士号を取得されている教育者でもありますが、学歴や職業が気になっている方も多いはず…。

アメリカの新聞「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」の記事に端を発したドクター論争も話題となっており、真相について調べてみました。

 

そこで今回は、ジル・バイデンの博士号は教育学!学歴と職業、ドクター論争の真相!というテーマで詳しくご紹介しますね!

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ジル・バイデンの博士号は教育学!

ジル・バイデン 博士号 教育学

まずジル・バイデンさんの博士号についてですが、「教育学博士」であることが判明しています。

取得されたのは2007年1月(当時55歳)のことで、デラウェア州ニューアークを本拠地とする第三セクター系の研究大学「デラウェア大学」でのことです。

 

正確には「Doctor of Education、Ed.D.」という学位で、主にアメリカの教育系大学院で授与されるものです。

デラウェア大学といえば、ジル・バイデンさんが英語を専攻していた母校でもありますし、卒業後の功績なども高く評価されたようですね。

 

現在、ホワイトハウスの公式HPやTwitter等のSNSでも、「博士」を意味する「Doctor」の表記が使われています。

本人の意向による「Dr. Jill Biden(ジル・バイデン博士)」という呼ばれ方も定着したようですが、教育者としてしての誇りや強いこだわりを感じさせますよね。

 

そんな彼女が教壇に立ち続けた年月は36年間にも及びます。

2009年~2017年のオバマ政権下では夫が副大統領を務めていましが、セカンドレディとして有給の仕事に就いていたそうです。

 

アメリカの歴史においても初の出来事でしたが、ファーストレディとなった現在も「生涯教育者」というスタイルを貫く姿勢を崩していません。

ジル・バイデンさんは若い頃の美貌も注目されており、「才色兼備」という言葉がピッタリな女性ではありますが、実はかなり信念の強い人物であるといえそうです。

 

ただし、現在この博士号が教育学であることを理由に論争が繰り広げられている最中で、詳細については後述しています。

確かに博士号の表記にある「Doctor」と聞くと「医師」のイメージが強いですからね。

 

文学士号と修士号も取得!

ジル・バイデン 文学士号 修士号

博士号ばかりに目が行きがちですが、ジル・バイデンさんが取得した学位は合計4つあります。

1度目の結婚では夫のビル・スティーブンソン氏との生活が長続きすることなく、結局離婚することになりましたが、すべての学位取得は離婚後のことです。

 

以下に簡単にまとめてみますね。

【ジル・バイデンの取得学位】

  • 1975年:デラウェア大学(文学士号)
  • 1981年:ウェストチェスター大学(読解分野の教育学修士号)
  • 1987年:ヴィラノヴァ大学(英語分野の学術修士号)
  • 2007年:デラウェア大学(教育学博士号)

 

1975年の学士号は卒業と同時に授与されるものです。

2つの修士号は、主に学士が高等教育機関において修士課程を修了することにより授与されています。

 

博士号になるとさらに厳しく、学会の委員就任等の業績や学術論文の高い評価などが必要になります。

(※日本とアメリカでは異なる点もあります)

 

ジル・バイデンさんが2人の子持ちであるバイデン氏と再婚したのが1977年のことで、その後は当然2人の継母になります。

1981年には娘を妊娠されている最中でしたので、ウェストチェスター大学での修士号習得は特に大変だったでしょうね!

 

その後も3人の子育てをしながらヴィラノヴァ大学で修士号を取得されましたが、デラウェア大学での博士号取得の頃は生活も安定していたようです。

いずれにしても教育者としての強い信念やバイタリティーが無ければ、一般人には難しい偉業といって良いでしょう!

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ジル・バイデンのプロフィール

ジル・バイデン プロフィール

【ジル・バイデンのプロフィール】

  • 本名:ジル・トレイシー・ジェイコブス・バイデン
  • 英語表記: Jill Tracy Jacobs Biden
  • 生年月日:1951年6月3日
  • 年齢:69歳(2021年1月現在)
  • 出生地:米国ニュージャージー州ハモントン
  • 身長:168cm
  • 体重:不明
  • 宗教:ローマ・カトリック
  • 配偶者:ビル・スティーブンソン(1970~1976)、ジョー・バイデン(1977 ~現在)
  • 子供:ボー・バイデン(継息子:46歳で死去)、ハンター・バイデン(継息子:50歳)、アシュリー・バイデン(実娘:39歳)

 

結婚について

ジル・バイデン 結婚

ジル・バイデンさんは1970年、19歳の若さで前夫であるビル・スティーブン氏と結婚。

夫とともにニューアークのデラウェア大学に通い始めましたが、2人の間に子は誕生せず、わずか6年で離婚されています。

 

夫はデラウェア大学の近くに「ストーン・バルーン」というバーを開き、商業的に大成功を収めたといわれています。

一方、ジル・バイデンさんは地元の代理店のモデルなどをしていましたが、すれ違いが多くなり結婚生活は破綻したようです。

 

離婚後はビル・スティーブン氏との泥沼裁判を繰り広げています。

裁判では「ストーン・バルーン」の利益の半分を受け取る主張を続けていましたが、1976年に概ね彼女の勝訴という形で終了しています。

 

「利益を半分よこしなさい!」という裁判ですから、訴訟大国と呼ばれるアメリカらしいですね!

その後、1977年に現在の夫であるジョー・バイデン氏(現大統領)と結婚しています。

 

きっかけは広告に掲載されていたジル・バイデンさんの写真を見て、一目惚れしたのだとか…。

とはいえ、現夫には事故で亡くなった前妻の子である2人の息子がいましたので、なかなか結婚に踏み切れなかったようです。

 

結局、5回に渡る熱烈なプロポーズを受け、ジル・バイデンさんも承諾されたようですね。

1981年には2人の間に娘のアシュリーさんも誕生し、家族5人の生活が始まったとされています。

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ジル・バイデンの学歴は?

ジル・バイデン 学歴

【ジル・バイデンの学歴一覧】※全てペンシルべニア州

  • 出身高校:アッパーアラモンド高校 
  • 短期大学:ブランディワイン・ジュニアカレッジ(ファッションマーチャンダイジング専攻)
  • 出身大学:デラウェア大学(英語専攻)ウェストチェスター大学、ヴィラノヴァ大学

 ※短期大学についてはすぐに中退されているため「出身」と記載していません。

 

ジル・バイデンさんは1969年、ペンシルべニア州ウィローグローブにある「アッパーアラモンド高校」を卒業。

出生地はニュージャージ州ハモントンでしたが、両親や妹4人とともにペンシルべニア州に移住しており、子ども時代から過ごしていたとされています。

 

現夫のジョー・バイデン大統領の出生地でもありますので、なにか運命を感じさせますよね。

大統領選でも勝負を分ける州の1つとして注目を浴びましたね!

 

高校卒業後、すぐに「ブランディワイン・ジュニアカレッジ」に入学し、ファッションマーチャンダイジングを専攻します。

アパレル業界の商品企画から販売までを取り仕切るMD(マーチャンダイザー)を目指すつもりだったようですが、ジル・バイデンさんが興味を持ち続けることはなく、すぐに中退しています。

ジル・バイデン デラウェア大学 

デラウェア大学キャンパス

1970年になると、前夫との結婚を機に2人で「デラウェア大学」に入学。(※彼女は英語専攻)

実は、大学時代に既婚者でありながらジョーバイデン氏との初デートも経験しており、1975年の卒業と同時に文学士号を取得しています。

 

大学卒業後は英語教師として活躍することになりますが、1977年についに再婚を果たし、その後も様々な実績を残して2つの修士号と1つの博士号を取得しています。

ジル・バイデンさんの学歴は優れたものですが、離婚や裁判、現夫との出会いなど波乱万丈という印象が強いですね。

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ジル・バイデンの職業は?

ジル・バイデン 職業

ジル・バイデンさんの職業はもちろん英語教師になります。

ただし、単に高校や大学で教壇に立つだけでなく、読解専門家としての仕事や情緒障害の学生を指導する活動なども積極的に行われてきました。

 

1975年から公立高校教師を13年務めた後、1993年~2008年にはデラウェア工科短期大学の講師を務めています。

主に、英作文教育やリメディアル教育に力を注いでいたようです。

リメディアル教育とは?
学習の遅れている学生に対して行う補修教育や治療教育のこと。
治療教育とは発達障害などの学生に対して、大学で学ぶために必要な基礎知識を補うための教育のことです。

 

夫が副大統領になりセカンドレディとなったジル・バイデンさんは、ワシントンD.C.の副大統領公邸に移りますが、教育者としての職業を手放すことはありませんでした。

詳細は不明ですが、ワシントン地区の複数のコニュニティ・カレッジが彼女を採用し、再び教壇に立ったといわれています。

 

現在の職業はNOVAの非常勤講師

ジル・バイデン 現在 NOVA 非常勤講師

ジル・バイデンさんの現在の職業は、バージニア州北部コミュニティ・カレッジ(NOVA)の非常勤講師だそうです。

ファーストレディとなっても「教育者」であり続けたいという願いが強く、NOVAのキャンパスにはホワイトハウスから通うことになりそうですね!(※アクセスも非常に良いそうです)

 

勤務し始めたのは2009年1月からで、当初アレクサンドリア・キャンパスで英語2コースを担当していました。

2011年になると、NOVAから終身雇用の准教授に任命され、週2日は英語ライティング・コンポジション3コースの授業を任されていたとされています。

 

もちろんジル・バイデンさんがセカンドレディだった時期ですから、当時のジョー・バイデン副大統領の理解が無ければできないことです。

その後、2015年には英語5コースの全てを担当していましたので、教育者としての姿勢に「あっぱれ」ですよね。

 

現在の勤務先であるNOVAについて気になりましたので調べてみました。

ジル・バイデン NOVA

NOVA

【NOVAの特徴】

  • 全米で2番目に大きいコミュニティ・カレッジ
  • 6つのキャンパスを持ち、ワシントンD.C.に近い
  • 主に2年制で4年制大学への編入をサポート
  • 180カ国以上の外国人学生が学んでいる
  • 75000人以上が学生と2600人の教職員で構成
  • オンラインをはじめ生活スタイルに合わせて学べる
  • プログラムの数は121と非常に豊富
  • クラスの平均人数は21人

 

2021年1月20日、ジル・バイデンさんは正式なファーストレディとなりましたが、大統領夫人として外遊に出ることも増えますし、今後も同様の活動ができるかは不明瞭な点もありますね。

ちなみに、現在までの全ての勤務先は以下の通りです。

【ジル・バイデンの勤務先一覧】

  • デラウェア州の公立高校
  • ロックフォードセンターの精神科病院で思春期プログラムの教育
  • デラウェア工科短期大学
  • ワシントン地区のコミュニティ・カレッジ複数
  • バージニア州北部コミュニティ・カレッジ(NOVA)

※それぞれ教職を離れた時期もあり、教壇の立ったのはトータル36年といわれています。

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ジル・バイデンの博士号に関するドクター論争の真相!

ジル・バイデン 博士号 ドクター論争

ジル・バイデンさんは55歳で博士号を取得していますので、「Doctor」「Dr.」と名乗ることに何ら問題はありません。

取得した学位の正式名称が「Doctor of Education、Ed.D.」ですので、その点は明らかです。

 

しかし、2020年11月の「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」に、これを否定するような記事が掲載されたのをきっかけに、ドクター論争が勃発しました。

タイトルは・・・「ホワイトハウスにドクター(博士)がいる?もし医学博士が必要ならばそこに博士はいない」

 

同紙に寄稿したエッセイストのジョゼフ・エプスタイン氏は、「医師ではないからドクターではない」「詐欺に聴こえる」「名前から削除すべき」という旨の言葉を綴っていました。

これを受けて、ジル・バイデンさんの支持者のみならず、多くの国民が一斉に「謝罪すべき」と声を挙げる事態に発展しました。

 

バラク・オバマ元大統領夫妻、ヒラリー・クリントン元国務長官、カマラ・ハリス現副大統領の夫であるダグ・エムホフ氏なども、強い批判のコメントを出しています。

そして、個人的に意外だったのが「性差別的発言」であると、多くの人が捉えていたことでした。

 

確かに、男性ならば攻撃対象にならなかったかもしれませんので、ジル・バイデンさんはその点についても憤慨されたのではないでしょうか。

優秀な女性として博士号を取得し、輝かしいキャリアを積まれてきた彼女に対して、からかうような文言が他にも多数掲載されていましたので、無理もないでしょう。

 

WSJ側に多くの批判が集まる中、ジル・バイデンさん本人が公式Twitterでコメントを発表しています。

【コメントの内容】

「私たちの娘たちの功績が貶められるのではなく、称えられる世界を共に作っていきましょう」

 

新聞社名もエッセイストの名も出さず、只々建設的意見を述べた彼女の一言で「ドクター論争」は収束したといっても良いですね。

流石は博士を名乗る人物、言葉の重みが違いますよね!

 

それにしても、私たちはこれから「バイデン夫人」「ジル・バイデン博士」のどちらで呼べば良いのでしょうか…。

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ジル・バイデンの博士号は教育学!学歴と職業、ドクター論争の真相!のまとめ

激しい選挙選を勝ち抜いた民主党のジョー・バイデン大統領の夫人、ジル・バイデンさん。

若い頃には離婚を経験していますが、2007年、55歳という年齢で教育学の博士号を取得されていました。

 

学歴や職歴を見ると、「生涯教育者」であることを誇りに「Dr. Jill Biden(ジル・バイデン博士)」と名乗っているのがよくわかります。

現在はファーストレディとなりましたので、今まで通り教師の仕事を続けられるのかは疑問が残ります。

 

何しろ、アメリカの歴史においても前代未聞の出来事ですからね。

本人の意向としては、どんな状況下においても「教え続けたい」と公言されていますので、ホワイトハウスから出勤されるお姿を見ることになりそうですね。

 

大統領とともに来日されるのもいつになるのかわからない世界情勢ですが、その日が来るのを楽しみにしたいと思います。