米の虫除けにオススメの方法!唐辛子やわさび、100均グッズも!
米びつや米袋の中で虫がわいているのを発見することがありますよね。
購入した時点で既に卵が産み付けられている場合も多いのですが、家庭での保存状態が悪いと容易に侵入しますので、米の虫除けに効果的な方法を知っておくと便利です。
よくオススメされるのが唐辛子やわさび、にんにくなどの匂いの強い食材ですが、実際に一定の効果が認められています。
また、最近では市販の防虫剤も多種多様になり、虫除けに利用されている方も多いです。
ダイソーなどの100均グッズにも優秀な商品がありますので、費用を抑えられるのも嬉しいですね。
そこで今回は、米の虫除けにオススメの方法!唐辛子やわさび、100均グッズも!というテーマで詳しくご紹介しますね!
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米の虫除けにオススメの方法
まずは米の虫除けにオススメの方法をご紹介していきます。
強い辛み成分を含む唐辛子などは一度は耳にしたこともあると思いますが、他の食材も併せ、使い方を間違えるとデメリットになることもあります。
特に、「米に臭いが付く」という心配もありますので、注意点もチェックしておくと良いでしょう!
市販の防虫剤なども有効な対策になりますので、「面倒な知識や作業は不要」という方は試してみてくださいね。
唐辛子
米の虫除けにオススメされることが多い唐辛子。
強烈な辛み成分であるカプサイシンが含まれていますので、米に寄って来る虫に対して忌避効果があると考えている人も少なくなようです。
しかし、実際に効果が認められているのは、シトラス系の香りを放つ「テルペノイド系化合物」といった植物由来の成分です。
唐辛子には生や乾燥させたものがありますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
生の場合、効果が持続しやすいと言われていますが、水分が含まれることでカビが発生する原因となり、米の劣化に繋がってしまいます。
また、乾燥させたものは扱いやすさや保存性に優れていますが、忌避効果のある成分の揮発が進んでいますので、米の虫除けには1ケ月ほどが限界だと言われています。
唐辛子の効果を最大限に生かすには、乾燥したものを1ヶ月以内に交換することをオススメします。
5個くらいを目安に、米びつに入れた米の上に置いておくだけで良いですが、特に高温になりやすい夏場は虫除けの効果も薄れるのが早くなることを知っておきましょう。
もちろん、唐辛子の品種の1つである鷹の爪を乾燥させたものも同様の効果が得られます。
特に、長い口吻を使って米に穴を開けて産卵するコクゾウムシ(穀象虫)には効果が高く、米を洗えば臭いも取れやすいため重宝されています。
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唐辛子由来の防虫剤
最近では、唐辛子由来の米用防虫剤も豊富に市販されるようになりました。
個人的には虫除け効果のある唐辛子ゼリーが徐々に小さくなり、交換時期がわかりやすいエステーの「米唐番」がオススメです。
主な成分としては、天然唐辛子パウダーや発酵アルコール、 クミンなどに含まれる芳香を放つ成分「クミンアルデヒド」が含まれ、米の虫除け効果を高めています。
一般用の他に、天然青唐辛子パウダーを利用した「無洗米用」も販売されており、炊いてもご飯に臭いがしないのもウリの1つとなっています。
形状も非常に便利で、米びつに置く、米に刺しておく、吊るしておくこともできますし、紐付きクラフトの米袋などにも利用可能です。
10kgタイプ45g入りで400円弱ですし、本物の唐辛子より扱いやすい防虫剤かもしれませんね。
ニンニク
米の虫除けに「ニンニクも効果があるの?」と疑問を持つ方も多いようです。
実際のところ、ニンニクの組織を傷つけると強い臭いの元となる化合物アリシンが生成されますので、少し切り込みを入れたものを米びつなどに入れておくと虫が寄り付かないと言われています。
アリシンは自生するニンニクには存在せず、切ったりすることで初めてアイリンから変換される化合物です。
1玉(6~7片)を僅かに傷つけるだけで良いのですが、水分が出てカビの原因になりますので、長期使用には向いていません。
もちろん、2~3片でも十分虫除けの効果が期待できますのでオススメできますが、少し切り込みを入れて使用し、定期的に取り換えるようにすると良いです。
丸ごと1個を皮を剥かずに使用してもアリシンの臭いは発生しませんので、その点はご注意くださいね。
また、炊いたご飯に臭いが残る場合もありますので、どちらかというと唐辛子の方がオススメできます。
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わさび
わさびには独特の強い臭い成分アリルイソチオシアネート(通称:アリルからし油)が含まれています。
もちろん、米の虫除け対策として有効な成分です。
わさびも擦り下ろした方が効果が高いため、刺身などに付いてくるものやチューブ入りで十分効果を発揮します。
原型をとどめた高価な本わさび(日本原産)などを使用する必要はありません。
米びつの蓋の裏などに軽く塗っておくだけで米にわく虫を寄せ付けなくなります。
ただし、アリルイソチオシアネートは揮発性に優れているため、長期利用には向いていません。
米びつの蓋の裏などに使用する場合は、前回塗った分を綺麗に拭き取ってから新しいものを塗るようにしてください。
また、ニンニク同様、炊いた後に臭いが残る場合もありますので、気になる方は使用しない方がオススメです。
炭を使った虫除け剤
炭には脱臭効果があるため、米の上に置いておくと匂いを吸収し、虫が寄って来るのを防ぐことができます。
どちらかというと、米が大好きな虫を忌避するというよりも、米の在り処を気付かせないような効果が期待できます。
ただし、一般的な炭だと100%とは行きませんので、市販されている炭を使った虫除け剤を利用するのが良いでしょう!
オススメはアース製薬から発売されている「本格 炭のチカラ 米びつ用防虫剤」で、紀州備長炭の他、より匂いを吸収する活性炭、虫が嫌いな植物由来成分入りのゲルが含まれます。
元々米は臭いを吸収しやすいため、脱臭効果のある炭は昔から利用されてきました。
今では虫の嫌いな成分も配合した炭タイプの虫除け剤が販売されていますので、利用しない手はないでしょう。
お値段も10kgタイプ(半年用)で400円前後で購入できますので、比較的お求めやすくなっています。
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米の虫除けは100均グッズもオススメ!
米の虫除けに関する商品は、Seria(セリア)やダイソーでも購入できます。
100均グッズですので、当然1個買っても108円(税込み)とお求めやすくてオススメです!
効果の方も優れているとの声が多く、人気も高いです。
主な商品を下記にまとめますので、ぜひ参考にしてくださいね!
Seria(セリア) 米びつ虫よけ トウガラシ・シソ成分配合
- 成分:トウガラシ・シソ
- 内容量:約5g(1袋入り)
- お米の目安:約30kgまでの米びつ用
- 有効期間:開封後約3ヶ月
- 価格:108円(税込み)
米に寄って来るコクゾウムシやノシメマダラメイガが嫌いなトウガラシやシソの成分を配合しています。
袋には両面テープが付いており、米びつの蓋の裏などに簡単に貼り付けることができて便利です。
108円という低価格ながら、30kgの米びつ用で3ヶ月間使える点もオススメポイントです。
まさしく100均グッズの真骨頂ですね!
Seria(セリア)・米びつ虫よけ ワサビ配合
- 成分:天然わさび・ニンニク
- 内容量:約5g(1袋入り)
- お米の目安:約30kgまでの米びつ用
- 有効期間:開封後約3ヶ月
- 価格:108円(税込み)
こちらは、天然わさびとニンニクの成分を配合し、Wの効果で米びつを守ります。
どちらも本物を使うと少々手間が掛かりますが、これならテープで貼るだけですので楽ですね。
また、あまり日持ちしないわさびとニンニクですが、開封後約3ヶ月は持ちますので安心して使えます。
炊きあがりも臭いは一切しませんので、美味しいご飯が食べられますよ!
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ダイソー・米びつの虫よけV 唐辛子が効く!
- 成分:唐辛子・ハバネロ・ハーブ抽出物
- 内容量:約5g(1袋入り)
- お米の目安:約40kgまでの米びつ用
- 有効期間:約3ヶ月
- 価格:108円(税込み)
ダイソーの虫除け剤は米びつの中の米の上に置くタイプです。
100均グッズで約40kgまでの米びつに対応している点は嬉しいですね。
必ずしも辛み成分が効果を発揮する訳ではありませんが、トウガラシ属の中でも300,000スコヴィル(辛さの単位)というハバネロの成分も含まれており、期待できそうですね!
ハーブ抽出物にも芳香がありますので、虫を寄せ付けそうにありません。
ダイソー・米びつの虫よけV ワサビが効く!
- 成分:天然わさび・ニンニク
- 内容量:約5g(1袋入り)
- お米の目安:約40kgまでの米びつ用
- 有効期間:約3ヶ月
- 価格:108円(税込み)
こちらも天然わさびとニンニクの成分を含み、Wの虫除け効果を狙った商品です。
Seria(セリア)のものとは異なり、米の上に直接置くタイプですので、少し臭いが心配でした。
しかし、綺麗に洗って炊くことで臭いの無い美味しいご飯が食べられました。
米びつには多少臭いが残りますが、3か月後に続けて使う分には問題無いでしょう!
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米の虫除けに冷蔵庫での保存もオススメ!
米の虫除けに最適な方法として、冷蔵庫で保存することも推奨されています。
物理的に虫の侵入を防ぐことができますし、温度を15℃以下に保つことで虫の活動を停止させることができるからです。
既に卵を産み付けられてしまった米であっても、冷蔵庫に入れておけば孵化することもありません。
もちろん、米の内部や外部に蛹を作り、羽化することも防ぐことができます。
高温多湿になりがちなキッチンのシンク下の米びつや、風通しの良い冷暗所に置いておくより、確実に虫除け対策としての効果が高いのです。
保存容器のオススメは?
冷蔵庫に入れる際の保存容器は、普通のビニール袋より気密性の高いペットボトルの方がオススメです。
お茶やコーヒー、ジュースなどのペットボトルで構いませんが、米は臭いを吸収しやすいため、内部を綺麗に洗ってから使用します。
個人的なオススメは、ジップロック(主に保存袋タイプ)などに米を入れて冷蔵室、または野菜室に入れておくことです。
もちろん、冷凍用のフリーザーバッグを利用しても良いでしょう。
一度に炊く量を小分けにして野菜室に並べておくこともできますし、開閉しやすいウルトラジッパーが付いているため、出し入れもしやすくなっています。
米にわく虫除けにも向いていますが、鮮度を保って米の風味を保つのにも役立ちますよ!
ただし、冷蔵庫に入れておいても全く劣化しない訳ではありませんので、早めに食べ切ってしまう分だけ保存するようにしたいですね。
結露によるカビには注意!
一度冷蔵庫に保存した米はすぐに炊いて食べるようにしてください。
低温保存したものを常温に長く置いておくと、容器の内部が結露して水分が発生します。
水分が出てしまうとカビが生える原因となりますので注意が必要です。
せっかく冷蔵庫で虫除けの対策をしても、カビが生えてしまうと食べられなくなりますので本末転倒となってしまいます。
特に、高温の場所に再び戻しておくと、1日~2日程度でもせっかくの米が台無しになることも多いです。
翌日の朝食べる分など、炊飯器のタイマーを利用して炊く場合、釜の中の水に浸しておきますのでカビが生えることもありませんし、全く問題はありません。
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米の虫除けにオススメの方法!についてのまとめ
米の虫除けにオススメの方法についてご紹介しました。
唐辛子をはじめ、家にあるものでも十分対策できますが、米唐番などの商品や100均グッズなどを利用するのも便利ですね。
米に寄ってくる虫に毒性はありませんが、虫がわくのは気持ちの良いものではありません。
美味しいご飯を食べるためにも、鮮度を保ちながら虫除け対策を行いましょう。
また、なるべく密閉できる容器に入れて冷蔵庫に保存しておけば、いつでも美味しいご飯が食べられますのでぜひお試しくださいね。
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